仕事をしていれば、突然転勤の辞令が出ることもあります。
ただどんなに異動したくなくても、転勤の拒否はなかなかできるものではありません。
そのため、嫌々転勤を受け入れている人もかなりいます。
もちろんこれはサラリーマンだけの話ではありません。
薬剤師も同じです。
薬剤師も他の職種と同じように転勤の辞令を受けることがあるのです。
そこでこの記事では、転勤辞令が出ない薬剤師の求人を探す方法についてご説明します。
全国転勤が無い薬剤師の求人を探す方法
転勤の拒否は簡単にはできません。
そのため転勤がどうしても嫌なら、転勤がない職場を選ぶしかありません。
しかし薬剤師の場合、地元の求人が飽和状態でほとんど募集なかったり、求人募集があっても競争が激しくハードルが高くなっているケースが見受けられます。
ハローワークや転職サイトを活用する
転勤が無い職場を探すなら、まずはハローワークや転職サイトから「転勤無し」の条件にあてはまる求人を探しましょう。
競争率は激しいですが、地元密着の薬局などから望んでいる条件の求人が出ていることがあります。
また、大手のドラッグストアなどでも、「エリア採用」という転勤しないでいい求人が出ている可能性もあります。
エリア採用の場合は、転勤ありの社員より収入は少なくなりますが、転勤したくない人には大きなメリットがあります。
転職エージェントを活用する
薬剤師の仕事は人気が高く、ハローワークや転職サイトでは自分が求める条件の求人を探すのが難しい場合があります。
そこで利用したいのが転職エージェントです。
転職エージェントは非公開求人というハローワークや、転職サイトには載っていない求人を多く保有しています。
そのため希望の求人が見つかる可能性は、ハローワークや転職サイトよりも高くなっています。
また、転職エージェントは履歴書の添削や面接対策もしてくれるので、一人で就職活動をするよりも採用の確度が上がりやすいというメリットもあります。
転勤がある職場と転勤が無い職場の違い

薬剤師の仕事も転勤がある職場と転勤がない職場があります。
それぞれの特徴は以下の通りです。
転勤がある職場
転勤が頻繁にあるのは、全国展開をしている大手の薬局・ドラッグストアや、広域に関連病院がある医療法人です。
とくに大手のドラッグストアは全国規模で出店をしているので、転勤になると転居を伴う可能性が高くなります。
また国公立の病院や、行政の医療機関で働く公務員薬剤師も転勤はあります。
公務員の場合は基本的に転勤が必須なので、採用されたときに覚悟をしておいた方が良いでしょう。
ただし地方自治体での採用の場合は、採用エリア内の転勤になるので転居を伴わない可能性もあります。
転勤のない職場
転勤がない職場は、地域密着の薬局や医療機関です。
もともと転勤が必要な施設が無いので、同じ職場もしくは通える範囲内での異動で済むことがほとんどです。
転勤ができない人は、このような地域密着型の薬局や医療機関に就職するのが望ましいでしょう。
ただし最近は転勤をしたくない人も増えているので、薬剤師が過剰にいる地域では競争が激しくなる傾向にあります。
転勤した場合のメリットって何?
どうしても異動が出来ないということでなければ、転勤に挑戦してみるのはいかがでしょうか。
転勤にも多くのメリットがあります。
給料が高い
転勤がある仕事は、エリア採用に比べて給料が高く設定されています。
昇格もしやすく、その後の給料も上がりやすいのが特徴です。
ただし転勤がある大手のドラッグストアが、地域密着の薬局よりも給料が高いということではないので注意してください。
知らない場所で生活できる
日本全国に転勤する可能性がある場合、知らない土地で生活できるメリットがあります。
生まれたところで生涯生活していくのも良いですが、住んだことが無い土地で生活するのは刺激的で良い経験になります。
文化の違いを知りたくさんの経験ができるのは大きなメリットです。
最後に
薬剤師にも転勤はあります。
もし転勤の辞令が出て、どうしても転勤ができないのであれば、転勤が無い職場を探してみてください。
転職エージェントなど求人を多く持っているところを利用すればきっと良い出会いがあるでしょう。
