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【退職する人必見】転職までの健康保険は3つの中でどれがお得なの?

会社を辞めると、転職活動以外に自分でしなければいけないのが、年金と税金と健康保険の手続きです。

会社に在籍している時は自分でやることはありませんが、退職後はすべて自分でしなければいけません。

特に健康保険は自分で選んで加入するものなので、知らないと困ることがいくつかあります。

そこでこの記事では、転職までに加入する健康保険にはどんなものがあり、どれがお得なのかについてご説明します。

転職までの健康保険は3つの中でどれがお得?

会社に所属している時は、会社の健康保険に加入しています。

しかし会社を退職すると、翌日から被保険者資格は失われます。

再就職が決まっていれば本人の意思とは関係なく、健康保険に再度加入しますが、就職が決まっていない場合は、自分で健康保険を選んで加入しなければいけません。

この場合ほとんどの人が、任意継続被保険者制度か、国民健康保険か、家族の被扶養者のどれかを選ぶことになります。

任意継続被保険者制度は高収入と大家族がお得

退職すると原則として健康保険は変わります。

しかし、加入してから退職までの期間が2カ月以上あった人は、今までと同じ健康保険を2年間継続することができます。

この制度は任意継続被保険者制度と言い、在職中に高額の収入があった人や、扶養家族が多い人に有利な制度だといわれています。

というのも任意継続保険には最高限度額があり、場合によっては保険料の支払いが安くなることがあるからです。

保険料の保険料率は10%が目安となっており、在職中の平均報酬額が30万円だった人は約3万円が保険料になります。

最高限度額があると給料が高い人でも、決められた限度額の10%の保険料を払えばよくなります。

最高限度額が30万円の時は、月収が30万円の人でも50万円の人でも、最高限度30万円の10%、約3万円が保険料になります。

最高限度額は毎年変わりますが、だいたい30万円くらいが目安になっています。

ただし、任意継続で気を付けなければいけないのは、加入手続期までの時間と加入期間です。

任意継続被保険者制度は会社を退社した翌日から20日以内に、協会けんぽまたは健康保険組合に証明書など必要書類を提出し、手続きしなければいけません。

20日を超えてしまうと、今までの保険の継続はできなくなります。

任意継続保険手続き必要書類
  • 健康保険任意継続被保険者資格申出書
  • 被扶養者届、住民票、課税証明書 (被扶養者がいる場合)

また、任意継続の加入期間は2年間までなのでこちらも注意しましょう。

この期間を過ぎた場合は自動で被保険者の資格が失われてしまいます。

国民健康保険がお得になる人

退職後に国民健康保険に加入してお得になるかどうかは、住んでいる市町村によって異なります。

多くの市町村は、保険料の賦課方式を所得割・資産割・被保険者均等割・世帯別平等割の4つの方式で行っています。

しかし、3方式や2方式で行っている市町村もあり、国民健康保険がいくらになるかは、その市町村で賦課方式によって異なります。

そのため、任意継続保険の負担額と比べてどちらが安いかは、住んでいる場所によって違うのです。

ただ国民健康保険は、退職日翌日から14日以内に手続きをしなければいけないので、できるだけ早く国民健康保険の負担額を確認し、任意継続保険と比較する必要があります。

国民健康保険の手続きが14日を超えてしまった場合は、保険証を持っていない期間に受診した医療費が全額負担になる可能性があるので注意しましょう。(状況によっては全額負担をしないでもよいケースもあります。)

加入期間については、その市町村に住んでいる間、または就職して会社の健康保険に加入するまでとなります。

家族の扶養に入る

自分の収入で生活が難しい場合は、家族の扶養者に入る方法もあります。

国民健康保険も任意継続保険も費用負担が大きいため、家族の収入が多く自分の収入がある一定の基準以下の場合は、扶養を選ぶことができます。

被扶養者になるための収入の基準は、同居の場合認定される人の年収が130万円未満で、その家族の年収の2分の1未満、別居の場合は認定される人の年収が130万円未満で、その家族からの仕送り額よりも年収が少ないときになっています。

被扶養者になるには、被扶養者の事務所を管轄する年金事務所か、健康保険組合等に会社を通じて「被扶養届」を提出する必要があります。

転職先が決まったら喪失手続きが必要

転職先が決まったら、退職後一時的に加入していた健康保険の喪失手続きをしなければいけません。

それまでに加入していた協会けんぽや健康保険組合、住んでいる市町村に問い合わせて手続きを進めてください。

その時に任意継続被保険者資格喪失申出書等と返納のための被保険者証、社会保険に加入した日がわかるものが必要になります。

国民健康保険については、新しい会社に所属すると自動的に切り替わるため、自分で手続きする必要はありません。

最後に

健康保険は日本に住んでいる限り、加入することが義務になっています。

したがって会社を辞めた時は、ここで紹介した健康保険のどれかに速やかに加入してください。

家族の扶養に入らないで、自分で健康保険に加入する場合は、できるだけお得になる健康保険に入ることをおすすめします。

会社に所属していた時に給料が高かった人や扶養家族が多い場合は、任意継続保険が比較的お得です。

国民健康保険は市町村次第ということもあるので、継続保険と比較しながら安い方を選んでください。

この記事で人生のいい選択ができたのであれば幸いです。