地方への転勤で、都落ちになったと感じることはありませんか?
遠い地域に転勤になると、将来に不安を感じることもありますよね。
ただ都落ちなったと思っても、諦めることはありません。
実はプラスの転勤の場合もあります。
そこでこの記事では、都落ちとはどのようなケースで、都落ちと感じた場合どのように対処すればいいかご紹介します。
都落ちになったと感じたときに参考にしてみてください。
都落ちとは

そもそも都落ちとは何のことかご存知でしょうか。
都落ちとは、平家物語の中で戦いに敗れた平家が拠点のあった京都から西国に逃れた時に使った言葉です。
この言葉は現在では、仕事で都会を離れて地方に戻るときなどに使われています。
都落ちが使われるケース
本来都落ちは、自らの意思で地方に行く時に使う言葉ですが、現在は違う意味で使われることもあります。
本社がある都会から地方の事業所などに転勤になる場合
都落ちという言葉が一般的に使われるのは、本社機能がある都会の勤務地から、地方に転勤になる場合です。
本来の意味とは違って会社の指示による異動ですが、現在ではこれを都落ちと言うことが多くなっています。
しかし異動の最終決定をするのは転勤する本人なので、この使い方が間違いとは言い切れない部分もあります。
都会での仕事に行き詰まり、実家のある地元に戻る場合
現在でも自らの意思で、地方に行く時に都落ちという言葉が使われます。
夢破れて都会での仕事を諦める場合や、体調を崩して地元に帰る時などがこのケースです。
都落ちという言葉はマイナスなイメージで捉えられることが多いですが、自ら幸せのために移動するときにも使われる言葉です。
転勤で都落ちしたらどうする?

都落ちの捉え方は様々です。
前向きな都落ちもあれば、そうでない都落ちもあります。
会社での前向きな都落ちと言えば、将来のために色々な仕事を経験する目的で転勤になった場合です。
このケースでは、将来の幹部としての準備期間になると前向きに捉えることができます。
一方、ある程度の年齢がいってからの転勤や役職が下がっての転勤は、前向きではない都落ちと言えるでしょう。
この場合は自分の行動を変えないと2度と元の勤務先に戻れない可能性もあります。
そのため、マイナスの都落ちになったのであれば、次の職場での評価が上がるよう努めていきましょう。
ただし、もう評価が上がらないと感じる部分があるのなら、人生について一度考えてみても良いかもしれません。
そのまま会社にいても、何年も無駄な時間を過ごすことになってしまう可能性があります。
転職を考える
近年、終身雇用は当たり前ではなくなっています。
そのため、今では多くの人が転職を経験するようになってきました。
この傾向は今後も増え、キャリアアップは誰でも行うように変わっていくでしょう。
もう既に簡単に就職活動に利用できる転職サイトや、転職エージェントといったサービスが無料で扱えるようになっています。
自分一人で求人を探さなくてもサポートしてくれるサービスもあるので、転職は以前よりもとても簡単なものに変わってきているのです。
もしこのままでは良い将来が見えないというのであれば、これらを利用して自分の人生を変えていきましょう。
最後に
本来都落ちという言葉は自分の意思で地方に行く時に使う言葉です。
しかし、転勤などで本社から地方に異動になった場合この言葉がよく使われています。
そのため都落ちという言葉には、マイナスのイメージがついています。
ただ将来の幹部候補に勉強させる目的で異動を行うこともあるので、地方への転勤が一概に悪いということではありません。
本当に都落ちだと感じたときだけ、自分の将来を考え、未来に向けた行動を取るようにしましょう。
