転勤して数年経つのに全然元居た場所に戻れず、転勤したことを後悔していませんか?
数年我慢すれば戻れると思っていたのに、全く戻れる気配が無く、もう帰れないのではと不安になることはありませんか?
もしそんなことを考えているなら、すくに手を打った方がよいでしょう。
そこでこの記事では、いつまでも地元に帰れない時に役立つ3つの方法についてご説明します。
人事異動の頻度は?
異動先から戻る方法を知る前に、まずはどれくらい人が地元に戻れないのか、転勤の頻度について見ていきましょう。
転勤の年数や回数は、会社によっても個人によっても異なりますが、立行政法人労働政策研究・研修機構の転勤に関する調査では下記のようなデータがあります。
人事異動の頻度が何年ごとであることが多いか | % |
---|---|
1 年未満 | 6.5% |
1 年 | 12.9% |
2 年 | 5% |
3 年 | 25% |
4 年 | 5.2% |
5 年 | 18.8% |
6 ~10年未満 | 14.6% |
10年以上 | 5.9% |
無回答 | 3.1% |
このデータを見ると、人事異動の頻度が3年ごとの企業が25%、5年ごとの企業が18.8%、6年以上の企業はなんと20.5%もあります。
つまり、約5人に1人が一度異動したら6年以上そのままということになるのです。
ただしこのデータは異動頻度のデータで、地元に戻る割合ではありません。
そのため異動の繰り返しで、もっと長い期間地元に戻れない可能性もあります。
転勤でいつまでも帰れない時に地元に戻る3つの方法

それではどうすれば、早く地元に戻れるかを考えていきましょう。
1.異動願を出す
転勤が理由で苦痛を感じているなら、会社に異動の相談をしてみましょう。
異動の相談の仕方は、会社によって様々です。
口頭の相談で済むところもあれば、異動願いを提出しなければいけない会社もあります。
ただ異動願いを出しても、実際に希望が叶うのは1割~2割程度と言われています。
異動願いでの注意点
異動願いを書く場合、注意しなければいけないことがあります。
それはポジティブな異動希望の理由を書くことです。
地元に戻りたいから異動したいという理由では、自分の希望はなかなか叶いません。
ですので、「私はこの部署に行って、こういうことをしたい」という会社を納得させる理由が必要です。
実際は転勤先から帰りたいだけであっても、何かしらポジティブな理由を用意しておいた方が良いでしょう。
また異動願いを提出するときは、時期に注意してください。
繁忙期などは避けて、人事異動があるタイミングの前に提出するように心がけましょう。
2.転職活動を始める
異動願いの効果もなく、地元に帰れない状態に我慢ができない時は、転職という選択も視野に入れなければいけません。
会社が自分に求めているものと、自分が会社に求めているものの開きが大きい時は、早めに決心を固めたほうが良いでしょう。
時間が経てば経つほど再就職は難しくなります。
転職エージェントの利用
もし転職の決心をしたなら、転職エージェントを利用して転職することをおすすめします。
転職エージェントは、こちらの希望をヒアリングしたうえで、希望にあった求人を紹介してくれるサービスです。
面接で受かりやすい指導や、面接の段取りなど入社するまでのフォローをしてくれるので、転勤先で仕事をしている状態でも、停滞することなく転職活動を進めることができます。
何よりも無料なので、お金のことを気にせず利用できるのが大きなメリットです。
3.起業に備え準備をする
異動願いの効果は無かったが、もう少し我慢ができるという場合は、会社に頼らず生きていくための準備に時間を使いましょう。
何をするかは人それぞれですが、会社を辞めても一人で生きていけるようにすれば、自分で地元に戻ることも可能です。
たとえば、副業を始めて最終的には起業するとか、貯金を元手に投資を行いFIREするなどいくつかの方法があります。
転勤先でも出来る副業
転勤先でもできる副業はたくさんありますが、以下のものは代表的なものです。
せどり
購入した商品を、仕入れ額より高くインターネット等で販売する仕事です。
いわゆる「転売」です。
実店舗で商品を仕入れて売る「店舗せどり」や、ネットで商品を仕入れて販売する「電脳せどり」などがあり、空いた時間でできるのがメリットです。
アフィリエイト
アフィリエイトはネット上にある自分のブログやサイトで、企業の商品やサービスを紹介して、申し込みがあった時に報酬がもらえる仕事です。
競合が多いので報酬を得るまでに時間がかかる仕事ですが、副業として行っている人が多い仕事でもあります。
最後に
地元に帰りたいけど、なかなか戻れないのであれば、会社を説得するか、自分が会社を辞めるかしかありません。
会社が嫌いではなければ、まずは異動の相談をしてみましょう。
もしだめなら、我慢できる時間を考慮して、転職など将来に向けた活動をしてください。
