転職の面接がうまくいかずに困っていませんか?
もし面接がうまくいかないなら、今までとは違うアプローチが必要かもしれません。
というのも転職の面接は、新卒の面接と比べて見られているところがあきらかに違うからです。
そこでこの記事では、転職で面接するときに見られる2つのポイントについて、人材採用の面接を行っていた経験からご説明します。
面接で見られる2つのポイント
企業が社員を中途で採用するとき重視しているポイントは2つあります。
それは長い期間働けるかと、会社に貢献できるかです。
当たり前と言えば当たり前ですが、面接時にこの2つを意識してアピールできる人はどれくらいいるでしょうか?
採用する立場としては、どんなに印象が良くても、ここが見えないと採用を見送ることがあります。
長い期間働くことができる
会社としてはすぐに辞めてしまう人を採用したいとは思いません。
長く働けるのは絶対条件です。
そのため長く働けるというアピールは重要になります。
このアピールで一番良いのが前職が続かなかった理由を明確に話すことです。
つまり、なぜ前の会社に入社して、何ができなくて会社を辞めたのかを分かりやすく説明することが重要になるのです。
「このような努力をしたけどダメだった」というところまで落とし込んで話せると、会社を辞めた理由がはっきりするので面接官も納得します。
さらに、自分ができると思ったことができない会社を選んだのは、自分のリサーチ不足ということを謙虚に認めるのも重要です。
謙虚な姿勢は印象をさらに良くします。
もちろん転職する人全員が、自分がやりたいことができなかったから会社を辞めるわけではありません。
会社が嫌で辞めたなど理由は様々です。
ですがその場合も、自分ができなかったこととうまく結びつけて面接に挑むようにしてください。
企業は理由もなく辞めた人がこの先長く勤務してくれるとは思いません。
噓をつかない程度に、自分に起きたことをうまく結びつけて面接に挑みましょう。
面接では長く働けるというアピールは絶対に必要になります。
会社に貢献することができる
会社は自社に貢献してくれない人を採用しません。
しかし面接にきた求職者が、この先会社に貢献してくれるかどうかはほとんどわかりません。
たとえその人が前の会社で良い成績を上げていたとしても、結果がその人の実力なのか、会社の看板があったからなのかは面接官にはわからないのです。
そのため面接のときは、会社に貢献できる人間だということをアピールする必要があります。
そのアピールが具体的なものであれば、面接官も納得して会社に貢献できると判断します。
経験を踏まえて今までこういうことをやってきて、こういう結果を出したなどの具体的な事例を出しましょう。
とくにその業界や職種が未経験者の場合は、即戦力になるかわからないので、自分はこんな結果をこのようにして出したというアピールは重要です。
これらは自己PRや志望動機よりも、面接官が意識しているポイントになります。
転職エージェントで面接対策

採用業務を行ったことがない人は面接官が面接のときにどこを見ているかわからないものです。
そこで頼りになるが、多くの求職者と企業をマッチングしてきた転職エージェントです。
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最後に
企業は、会社に長く在籍してくれて、会社に貢献してくれる人材を欲しています。
そのため、面接では主にそこを見ています。
もちろん、謙虚で印象が良いかどうかも大事ですが、会社が営利目的だということを忘れないでください。
新卒の場合は自己PRや志望動機が重要になりますが、中途採用の場合は意識するところが異なります。
自己PRよりも、前の会社をどうして辞めたのか、なぜこの会社なら長く続けられるのか、今までどのようにして会社に貢献してきたのかの方が重要です。
